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2009年1月14日水曜日

[Windows Vista]: スクリーンセーバーをOFFにしても勝手にログオン画面へ戻されるのを防ぐ

ThinkPad X61 tabletでWindows Vistaを使っているのだが,10分くらい操作をしないと勝手にログイン画面に戻される(画面のロック)ので色々といじってみた.
まずは電源周りを疑い,スリープ関連の設定を片っ端から切ってみたが,うまくいかなかった.
次にスクリーンセーバーにこれと同等の機能「再開時にログオン画面に戻る」というのがあるので,これを疑ってみたが,そもそもスクリーンセーバーを「なし」に設定してあるので影響が無いと思っていた.
後は,何か別のセキュリティ設定があるのかと思い,コントロールパネルをひっくり返してもだめで,今度はThinkPadの付属ソフト「ThinkVantage」の特殊な設定の可能性も考え,片っ端から設定を眺めてみたが,該当する項目は見つからなかった.

しかし,最終的な結論から言うと,スクリーンセーバーの設定が犯人だった.

スクリーンセーバーを「なし」に設定すると「再開時にログオン画面に戻る」チェックボックスが無効になる.

これを見れば普通の人は,スクリーンセーバーが無しならログオン画面に戻ることもないと思うのだが,ところがどっこいスクリーンセーバーの有効/無効と自動ログオフの有効/無効は別々に制御されているようなのだ.
なので,一度適当なスクリーンセーバーに設定し,このチェックボックスを外し,またスクリーンセーバーを「なし」に設定する.

これで数分後に強制的にログオン画面に戻されることは無くなった.

・・・これはUIが良くない気がする.

2008年12月23日火曜日

本当に怖いクラッカーは実利的クラッカー

ニコニコ動画でセキュリティ系な番組が出ていたので見てみた.



インターネット上の話がメインだったけど,こういうネタでケビン・ミトニックについて触れられていなかったのは残念.
自分の技術を見せびらかしたい快楽的クラッカーについてはこの動画で言われていることはおおむね正しい気がするけど,企業スパイ目的などの実利目的のクラッカーについて,あまり触れられてはいなかった.

快楽的クラッカーは自分が何をやったのかアピールしてくれるから被害が明るみに出るが,実利的クラッカーは足跡を残さないので何をされたのか,侵入されたのかどうか自体も分からないのが怖い.
また,快楽的クラッカーは技術を見せびらかす事が目的なので,物理的にインターネットに繋いでいなければ攻撃対象になりにくいだろうが,実利的クラッカーは情報そのものが目的なので,別にインターネットから正々堂々侵入する必要はなく,他に入りやすい経路があればそっちから侵入してしまう.
ソーシャルハッキングとかはまさにその典型(ソーシャルエンジニアリングの方がメジャーな気がするが,それだと犯罪の匂いがあまりしないので危機感を伝え切れていない気がする)で,欺術とかを読んでみるといかににコンピュータより人間が脆弱なのかというのを思い知らされる.

もしソーシャルハッキングについてまだ聞いたことが無ければ,一度調べてみることをお勧めする.コンピュータのクラッキング技術ばかり注目されているが,人間のクラッキング技術もすごい.