2009年1月4日日曜日

[Firefox Add-ons]: FirefoxでIriaっぽくページのリンク先をまとめてダウンロード

その昔,まだインターネット回線がISDNが主流だった頃,ダウンローダというソフトが流行った時期がある.古くはReGetからFlashGet,DCさくらなどなど,いろいろなダウンローダがあったのだが,その中で一部のユーザに支持されていたのがIriaというダウンローダだ(いまはIrvineという名前に変わっている).
こういったダウンローダの持つ機能としては,最低限以下のものが含まれる.
  • 所定のファイルのダウンロードを再開する(Resume)機能
  • 複数のファイルを登録しておき,順番にダウンロードしていく機能
  • ダウンロードのHTTPリクエストを投げる際のHTTPヘッダを細かく制御する機能
ここで,最後の機能についてよく分からない人向けに解説をすると,HTTPヘッダの中にはリンクを辿った元のページのURL(Referrer)や,接続元のブラウザやOS(User-Agent),Proxy使用の有無などのデータが含まれており,サイトによっては特定のリンクから辿ったときでないとファイルへのアクセスを許可していない時があるのだ.
たまにダウンロードURLをそのままブラウザに打ち込んでも弾かれる時などが上記の場合に相当する.
他にも,ダウンローダによっては,CSVで書いたURLリストを読み込ませたり,一つのファイルを多セッションで同時にダウンロードする分割ダウンロード機能や同時にダウンロードするファイル数を制限したりといった機能が搭載されている.

その中でも僕が特に愛用していたのは,Iriaに搭載されていた「ページの全てのURLをIriaに送る」機能である.この機能はどういう事かというと,そのページにある全てのリンク(aタグ)を解析し,そのリンク先URLを全てダウンロードリストとして登録するというものである.
これがどのような時に役に立つかというと,画像掲示板や多数の画像をまとめて公開しているサイトなどで,全部の画像をまとめてダウンロードする時に重宝する.
当然全てのリンクをそのままダウンロードしてしまうと,ページに存在するバナーや他のページへのリンクなど,無駄なものまで対象になってしまうので,実際にはファイル形式などでフィルタをかけて使う.

この機能に相当するソフトがMac OS X環境に移行してから見つかっていなかったのだが,半年ほど前くらいからDownThemAll!というAddonがあることを知って使っている.
このAddonをインストールすると,ページのどこかで右クリックした際に「DownThemAll!」という項目が追加される.

この項目を実行すると,ページを解析したURLリストと,どのURLをダウンロードするかを選択できる.

この中の「Filters」を設定することで,指定した拡張のみをダウンロードリストに含めることができる.これで指定したページの画像ファイルを一括ダウンロードするといったことが実現できる.

他にもAddonの設定などを見れば,色々と設定項目があるので,昔Iria/Irvineを使っていて今ダウンローダを使っていない人は試してみるといいかもしれない.

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